えちえち☆だんせーき!アニメ大好き社会人のロコリンのブログ。2015年卒(修士)の社会人。学生時代(2010年)から続けてるブログなのでエントリによっては学生ブログと社会人ブログになっています。時系列から察して。
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卒論は大体完成して,プレゼンのスライドも大体できていて,暇なので LaTeX tips を書きます. ドキュメントクラスを report や jreport, book, jbook などにしている場合,\chapter コマンドによって章を作ることができます.図や表,数式などの番号は「章番号.章内の通し番号」になります. ですが,なんか知らないんですけど,私の学校の卒論では図表数式番号を論文全体の通し番号にしないといけないみたいです.簡単に直せるだろう,そう思っていた時期が私にもありました (AA 略).あんまり簡単にはいかないみたいですね. そこで,解決策を一生懸命調べました.これで解決です. 1 通し番号にする1.1 remreset.sty のダウンロードCTAN から remreset.sty をダウンロードする必要があります. remreset.sty は CTAN の「Carlisle – David Carlisle's small packages」の中にありますので,下記より zip アーカイブをダウンロードすればいいと思います. ダウンロードした carlisle.zip を以下のディレクトリに展開してください. (TeX ディレクトリ)/share/texmf/tex/latex 1.2 TeX ファイルの編集通し番号にしたい TeX ファイルのプリアンブルに下記を追記してください.(スタイルファイルに書く場合は \makeatletter と \makeatother は消しておkです.) \usepackage{remreset} % removefromreset に使う \makeatletter \@removefromreset{figure}{chapter} \def\thefigure{\arabic{figure}} \@removefromreset{table}{chapter} \def\thetable{\arabic{table}} \@removefromreset{equation}{chapter} \def\theequation{\arabic{equation}} %\@removefromreset{subfigure}{chapter} %\def\thesubfigure{(\alph{subfigure})} %\def\p@subfigure{\arabic{figure}} %\@removefromreset{subtable}{chapter} %\def\thesubtable{(\alph{subtable})} %\def\p@subtable{\arabic{table}} %最新の TeX では \subfigure, \subtable は廃止されている。(代替コマンド: \subcaption) \makeatother これでおkです. (2013年7月17日追記.) 最新の TeX では subfigure パッケージは廃止されています。したがって,上記の subfigure, subtable 向けの設定は削除してください。(今はコメントアウトしてあるのでそのままコピペでも大丈夫です。) 現在,subfigure や subtable などの代替コマンドとして subcaption があります。 2 節ごとに分けるarticle や jarticle, jsarticle などでは,デフォルトで通し番号になっていると思います.で,逆にこれらのドキュメントクラスで節ごとに図表数式番号を分けたいときもあるかと思いますので,ついでに載せときます. プリアンブルに次のように書くだけでおkです.(スタイルファイルに書く場合は \makeatletter と \makeatother は消しておkです.) \makeatletter \renewcommand{\theequation}{% 式番号の付け方 \thesection.\arabic{equation}} \@addtoreset{equation}{section} \renewcommand{\thefigure}{% 図番号の付け方 \thesection.\arabic{figure}} \@addtoreset{figure}{section} \renewcommand{\thetable}{% 表番号の付け方 \thesection.\arabic{table}} \@addtoreset{table}{section} \makeatother subfigure.sty パッケージを使う場合は,上記宣言の前ではなく,後に \usepackage{subfigure} を入力してください. 3 補足listings を使う場合文書中にソースコードを埋め込める listings.sty を使う人向けに補足します.(使わない人には関係ありません.) lstlisting 環境のリスト番号を「節.リスト」→「通し番号」にするには次のようにします. \usepackage{remreset} % removefromreset に使う \makeatletter \AtBeginDocument{ \@removefromreset{lstlisting}{chapter} \def\thelstlisting{\arabic{lstlisting}}} \makeatother lstlisting 環境のリスト番号を「通し番号」→「章.リスト」にするには次のようにします. \makeatletter \AtBeginDocument{% リスト番号の付け方 \renewcommand*{\thelstlisting}{\arabic{section}.\arabic{lstlisting}}% \@addtoreset{lstlisting}{section}} \makeatother 図や表との違いは \AtBeginDocument{ 〜 } で囲まないといけないことですね. 参考文献コメント
卒業論文を書いていてlistingsの通し番号に困っていたので助かりました
Re: タイトルなし
> 卒業論文を書いていてlistingsの通し番号に困っていたので助かりました
コメントありがとうございます。 お役に立てて何よりです。
卒業論文を書いていて図を通し番号にするよう言われていたので非常に助かりました. 本当にありがとうございます. Re: タイトルなし
> 卒業論文を書いていて図を通し番号にするよう言われていたので非常に助かりました.> 本当にありがとうございます. コメントありがとうございます。 この記事を書いてから4年以上経っていますが、今でもこの記事の内容で助かる方がいらっしゃるとわかって嬉しいです。 助かりました
卒論で困っていたので助かりました。
助かりました。
本の場合でも番号を通しで振るというのは、紹介されていませんね。David Carlisleは、たぶんドイツに行ったときに紹介されて握手した人だなぁ。
卒論で通しにしろと言われてかなり困っていたところ非常にたすかりました
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